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2006年 07月 23日
前回、レビューの件でhechiko氏にTBを送っておいたところ、リアクションをいただいたのにだいぶ時間がたってしまった。 http://hechiko.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_fea9.html 事実関係については特に認識のちがいはなさそうだし、hechiko氏は中西の槌田への評価を問題にしているわけで、私もおそらく中西が間違った判断をしているのだろうと思っているので、直接論議することもなさそうと思っていた。 しかし、今日また読み返してみて、少し気になる点があるので感想を述べておこう。 >どうも今回の中西氏の言動は、たとえて言うなら「過去冤罪の被害にあった人が、冤罪を主張する犯罪者(実は真犯人)の手記を読んだだけで冤罪だと信じちゃった」という構造に近いであろうと思う(べつに槌田氏が犯罪者であるとか犯罪行為をしていると言っているわけではない、念のため)。 この「たとえ」には同感なのであるが、これで何が悪いかが少し違うようだ。 司法制度は、確かに冤罪のような間違いを犯すことはあるが、司法の判断は原則として正当であるとしなければ近代法治国家は成立しないし、おおむね正しく運用されてきている。だから、司法の専門家でないものが、他の犯罪事例について判断し信じちゃったというのが大間違い、馬鹿だ、と言うことになるのだろうか。 結果的に間違った判断をしたことは批判されるべきだと思う、しかし疑問を呈する行為自体が馬鹿だとまでは言いたくない。それでは専門家以外は何の疑問も言ってはいけないことになる。 常識的感覚からみて明らかに犯罪者であるのに、根拠も無く冤罪呼ばわりするようだと、それは批判されてもしかたがないが、その場合も「内容が誤っていることを主張している」ことを批判すべきであって、「素人が口出しすべきでない」というのであれば良い批判の方法ではないと思う。 >ピアレビュー制度の欠点を指摘するのは結構。でもそれをたてにとって「この問題はレビューアーは正しい判断をしている」とか「この問題はレビューアーは間違った判断をしている」とか素人が判断するのは自分の能力を過信した馬鹿の所業だよ。> というのは、上記の「たとえ」から私が感じたような意味で一般化されるものではないことを願いたい。 中西の場合は、その情報発信が大きな影響力をもっているのだから、専門外の温暖化問題での情報発信はより慎重であってほしいとは思う。 またその判断が何かの政策の決定などにつながるような立場であれば素人判断はやめてほしいとも思う。冤罪の例で、時の法務大臣が「冤罪らしい」なんて簡単にコメントされたらそれは困ると思う。 - |
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