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  • 除染ロードマップのわかりにくさ 何もしなくても達成できる?
    [ 2012-01-29 17:41 ]
  • 米長永世棋聖VSボンクラーズ 後手6ニ玉は奇策か
    [ 2012-01-17 18:31 ]

2012年 01月 29日
除染ロードマップのわかりにくさ 何もしなくても達成できる?
1月26日に放射能汚染区域の除染のロードマップが公表された。
対象地域を汚染状況で区分し、年間50mSv以上の地域については当面除染しないとのことである。おそらく、高度汚染地域では十分な除染は困難で、長期にわたり帰還は無理なのであろうということがだんだんわかってきたが、その地域は相当広いことにあらためて驚く。

その他の地域は年間20mSV未満と20mSV以上の地域にわけて対応するようだが、その除染目標レベルはどうなっているのだろうか。というのは、たとえば20mSVまでに減ればOKとするのなら、現状20mSV未満の地域は除染しなくてもいいことになるのではないか?ところがこの目標が報道ではよくわからないのである。そこで発表資料そのものを見てみると、もともとわかりにくく、報道に困ったのだろうと思った。
細かいことを省略して骨組みだけまとめてみると以下のようになるようだ。

A)避難指示解除準備区域(年間積算線量20mSV以下の地域)
1)当面、年間追加被ばく線量を約50%減少した状態を実現する。
2)長期的には追加被ばく線量年間1mSV以下が目標。
3)年間10 mSV以上の地域については、当面は年間10mSV未満となることを目指す。

B)居住制限区域(年間積算線量20~50mSvの地域)となる地域
年間追加被ばく線量20 mSv以下となることを目指し、20~50 mSvの地域を段階的かつ迅速に縮小することを目標とする。

ここで示された線量には「年間積算線量」と「年間追加被ばく線量」の二つが混在し、またどちらかはっきりしないものもあるのが混乱を招いている。

「年間追加被ばく線量」は屋外と屋内にいる時間を考慮して被ばく量を推定したもので、「年間積算線量」の6割程度になるようだ。
だから、A2の長期1mSVというのは「年間積算線量」が1mSVになるわけではない。A3の年間10 mSVはどちらの線量かはっきりしないし、A1との関係がわからない。

Bのほうはおかしい。「年間追加被ばく線量」を20 mSv以下にするというのでは、「年間積算線量」は33mSv以下で良い。かなりの地域(現在、年間20~33mSv)では何もしなくても達成している!?以上の私の読み方が正しければ、かなりのごまかしがあることにならないか?
どなたか、教えてください。

環境省発表資料:http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14747

by iron_pen | 2012-01-29 17:41 | 放射線 | Trackback | Comments(0)
2012年 01月 17日
米長永世棋聖VSボンクラーズ 後手6ニ玉は奇策か
将棋のコンピュータソフト、ボンクラーズと米長永世棋聖の対局が行われ、ボンクラーズが勝った。詳細についてはさまざまな方が論じられているので触れない。
(このあたりをご覧ください
http://toybox.tea-nifty.com/memo/2012/01/post-ecdf.html )

しかし後手米長氏の初手6二玉は気にかかる。
この6二玉、通常は指されない手であり、コンピュータがうまく対応できないことを狙った特別な研究手であり、先月に行われたプレマッチで試している。しかし、6二玉について米長氏はこう語っている。

「私にも元名人、永世棋聖としてのプライドがあります。詰め将棋をしたり、自分の棋譜を並べたりしている男には、仮にそれが勝つための手だとしても、やはり指せないんですね。ファンからも、「そんな手を指してまでも、コンピュータに勝ちたいのか」と言われることになるはずです。だから実戦では、私は3四歩か8四歩のどちらかしか指すことができません。」
http://www.chuokoron.jp/2012/01/post_115.html

米長会長のこの発言は何だったんだろう。
当時は本気にそう思っていたのだが、結局まともな戦法で勝つ見込みがたたず6ニ玉に戻ってしまったのだろうか。
あるいは、これは番外戦術で、もう6ニ玉は指さないと言ってボンクラーズ側でプレマッチ後の対策が行われないように予防線を張っておいたのだろうか。
米長氏は対局後の会見で、6二玉は奇策ではないまともな作戦だと力説していたが、通常指されないような、自分でも「そんな手を指してまで」という手には違いないし、それを奇策と呼ぶのは当然である。

どちらにせよ、米長氏がまともに戦ったので勝てないという判断だったのだとすれば、コンピュータ将棋の強さを再認識する結果となった。

終了後の渡辺竜王は「もうプロレベルがどうこうという段階ではない」といったような発言をされていた。もはやプロが本気で戦うべき存在になってきたようだ。

by iron_pen | 2012-01-17 18:31 | 将棋 | Trackback | Comments(0)