五月兎の赤目雑記

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2009年 03月 27日

将棋:女流棋士の実力


日本将棋連盟と女流棋士の問題はあいかわらずぐたぐたしている。連盟の態度はよく理解できないし、支持もできないのだが、女流棋士のありかたを考えるときに、いつもひっかかるのが女流棋士の実力である。

アマ将棋のトップの対プロ勝率が3割、女流トップの対プロ勝率が2割という実績から判断すると、将棋の実力は次のようなものだろう。

男子プロトップ>男子プロ下位≧アマトップ>女流トップ>女流下位

おそらく、トップクラスを除くと大部分の女流棋士はアマチュア強豪を「指導」してお金を取る実力はない。これが女流棋士のビジネスモデルを考えるときに障害となる。
これに対し日本将棋連盟は、女流の将棋には価値がないから、将棋界のコンパニオンとして働けばいいと考えているようだ。米長会長などの言動を見れば、女流は美人が第一条件と思っているようだ。
また、プロ予備軍の奨励会員くらいだと、自分たちより弱い女流棋士を先生呼ばわりして記録係をやるなんて苦痛であろう。

これに対しLPSAの方は、アマチュア女流の育成など、女流将棋そのもの確立を目指しているように見えるが、女流が分裂した状態でのビジネスとしての確立には苦しいものがある。

ところで、頭脳競技である将棋でなぜ女流が弱いのか。プロの棋士になる道は男女平等に開かれているのに、誰ひとり突破できず、女流棋士制度に救済されているのはなぜだろう。
・将棋の世界は男性社会であり、若い女性がそれに混じっていくのはつらい。
・長時間の和室での対局などで、女性は体力ハンディが出る。
といったところがある。

最近読んだ本「その数学が戦略を決める Super Crunchers」イアン・エアーズ(文藝春秋)で、ヒントになりそうな説が書いてあった。すなわち、数学的能力は男女で平均値には差がないが、分散が異なる。
例えば将棋に必要な才能の全員の平均を50とすると男性は10から90に分布し、女性は20から80に分布する。プロ棋士は平均から遠く離れた少数の90の人たちの世界だとすると、女性からプロ棋士になれる人が出る可能性は小さいことになる。
この仮説が正しいかどうかわからないが、将棋に限らず、物理や数学でも、あてはまりそうな仮説である。

by iron_pen | 2009-03-27 20:00 | 将棋


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